電動歯ブラシにはどんな種類があるの?
みなさんこんにちは。
津島市・あま市エリアで歯科医院をお探しのみなさん、「にしおわり中央歯科おやこ歯科」です。
みなさんは電動歯ブラシを使用したことはありますか?近年ではオーラルケアへの関心も高まり電動歯ブラシを使用する方が増えてきています。
2008年には、電動歯ブラシの使用経験がある人は57.4%と、半数以上を占めています。そのなかで「現在使用している人」が19.4%、「過去に使用していた人(使用をやめてしまった人)」が38.0%という結果になっています。
電動歯ブラシに対して「ちゃんと磨ける気がする」、「手磨きより楽そう」などといったイメージを持つ方がほとんどなのではないでしょうか。ですが、電動歯ブラシのことをよく知らないまま使用していると、意外と磨けていない…なんてことになりかねません。そのようなことがないように、今回は電動歯ブラシについて知っておいていただきたいことをお伝えしていきます。

電動歯ブラシは3つに分類されます
1.電動歯ブラシ
ブラシが振動または回転することでプラークを除去します。1分間に約数千回~1万回程度、歯ブラシのヘッド部分が振動、回転します。軽く歯面に当てて、ゆっくりと動かしプラークを除去します。手磨きの時のように細かいストロークは必要ありません。比較的安価に購入できるのがメリットです。
注意点として、電動歯ブラシを使用する際の歯磨き粉は、歯への負担を軽減するため研磨剤が含まれていない歯磨き粉を使用してください。
2.音波歯ブラシ
1分間に3万回程度、ヘッド部分から音波振動が発生し、その振動により発生した細かい泡がプラークを除去します。使い方は電動歯ブラシとほとんど変わらず、手磨きのようなストロークは必要ありません。歯面に軽く当てて動かしていくだけでプラークが除去できますが、歯間部の汚れは落とせないので、デンタルフロスと併用しましょう。
3.超音波歯ブラシ
1分間に120万回、2万Hz以上振動数を発生させ、プラークを剥がし虫歯菌を破壊する効果や、再付着を防ぐ効果があります。超音波には殺菌作用があり、メガネなどの洗浄機にも使用されています。また、電動歯ブラシや音波ブラシでは除去できない不溶性グルカン(虫歯菌が作る水に溶けないねばねばとした物質)を綺麗に除去してくれます。
ただし、他の電動ブラシとは違い、手磨きと同じようにブラッシングを行う必要がありますので、体が思うように動かない障害を持つ方や、細かな作業が苦手なご高齢の方には不向きです。
また、歯磨き粉は研磨剤が含まれていないものを使用しましょう。
電動歯ブラシにも様々な種類があります。
性能や使用方法、値段も異なりますので、正しい知識をもって選ぶことが大切です。また、電動歯ブラシを使用するからといって、正しく歯面に当たっていなければ全く意味がありません。電動歯ブラシでも、手磨き用ブラシでも、まずは磨き方が最重要になります。
電動歯ブラシについて分からないことがあれば、担当医や歯科衛生士にお気軽にご相談ください。