コラム|津島市 歯医者 歯科をお探しの方は【医療法人津島 にしおわり中央歯科おやこ歯科】まで

時間
9:00~12:00
13:30~18:30

★:13:00~17:30
休診日:木・日・祝
※祝日のある週は木曜診療

〒496-0004
愛知県津島市蛭間町字宮重457

  • 地図
  • メニュー

鉄の働きと貧血と歯周病の関係

こんにちは。
津島市・あま市エリアで歯医者をお探しの皆さん、「にしおわり中央歯科おやこ歯科」です 。

今回のテーマは、栄養素の鉄のお話と鉄不足によって引き起こされる貧血と歯周病についてのお話です。

  • 鉄の働きについて

鉄はミネラルの一種であり、判断力や睡眠などの脳神経伝達物質の合成に関わる栄養素です。

また、鉄は全身に酸素を運ぶ役割をもつヘモグロビンを作る材料となるため重要な栄養素となります。

  • 鉄が不足するとどうなるの?

鉄が不足すると酸素が全身に行き渡らず、体の様々な細胞で酸素不足になります。

鉄の不足によって鉄欠乏性貧血となり、全身の倦怠感や頭痛、耳鳴り、めまい、息切れなどの症状を引き起こします。

子ども場合、鉄不足により思考力や学習能力、記憶力などの低下につながります。 

また、鉄不足の状態が続くと発達や知能に影響を与えることもあると報告されています。

  • 鉄の種類 について(ヘム鉄と非ヘム鉄)

鉄は、ヘム鉄と非ヘム鉄の2つに分けられます。

ヘム鉄とは動物性食品(肉や魚など)に含まれるもので、吸収されやすい特徴があります。

一方、非ヘム鉄は植物性食品(野菜や海藻、大豆製品など)に含まれるもので、ヘム鉄に比べ吸収率が低いのが特徴です。

鉄を吸収しやすい形へ変換し、ヘモグロビンの合成を促進する働きがあるのがビタミンC

です。そのため、非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂取することが理想的です。

ビタミンC が含まれる食品には、ピーマンやブロッコリーなどの緑黄色野菜やいも類など。果物だとレモンやゆずなどの柑橘類や柿などに含まれています。

  • 歯周病について

歯周病は成人の約8割の方が感染しており、歯を失う原因の第1位です。

歯周病とはプラーク(歯にベタベタとつく細菌のかたまり)や歯石が歯と歯茎の境目にたまることによって発症します。

プラークや歯石の中に潜む歯周病菌が出す毒素が歯の周りの組織に炎症を起こし、歯を支える骨が失われると歯がグラフラになり、やがて歯が抜けてしまいます。

  • 歯周病と貧血について

歯周病になると歯茎の炎症により出血がおこります。

この出血が続いた場合、全身に菌が巡り貧血などの多くの病気の原因となります。

女性は月経により鉄を失うことが多いため、歯周病でさらに血を失うことは避けなければなけません。

また、貧血は免疫力を低下させ、歯茎の質も弱くしてしまい歯周病になりやすくなります。

貧血を予防することは歯を守ることに繋がります。貧血を予防するにはまず、食生活を改善することが大切です。

歯周病は正しいプロのケアによって予防することができますので、早めの検診にお越しください。