歯の神経を抜く前に考えてみませんか?歯の健康は神経によって
維持されています
進行したむし歯を治療する際に「歯の神経を抜く処置を行います」と言われた経験のある方も多いのではないでしょうか。「神経を抜く」と言われても、“神経のすぐ近くまで達したむし歯は、神経を抜かなければならないものだからしょうがない”と納得して治療を受けた方もいらっしゃるでしょう。
歯の内部には神経だけではなく、多数の血管があり、血液が循環しています。この血液によって、歯に栄養が供給されて免疫機能が維持されることにより、むし歯の防御作用が働いています。
初期のむし歯においては、エナメル質の再石灰化や象牙質の再生、むし歯菌の経路を防ぐ作用により、むし歯の進行が食い止められています。これらの働きのおかげで、歯の硬さや耐久性、白さも保たれているのです。
また、神経は痛みや温度の情報を伝えて、むし歯や知覚過敏が起こっていることを知らせます。神経を抜くと周囲の血管も一緒に除去することになるため、歯への栄養の供給がストップしてしまいます。
むし歯の治療で神経を抜いた後に、被せ物やさし歯でいくら歯を補強したとしても、神経を抜いた歯は、割れたり、膿が溜まったりして、将来的に抜かなければならない場合が多くなってしまうのです。
そのため当院は「歯の寿命を10年延ばす」を目指し、歯を長持ちさせるために神経を大切にしています。