このようなお悩みはありませんか?
- 他院で抜歯をすすめられた
- 抜歯と診断された歯を残したい
- 奥歯を失ったけれど、親知らずが残っている
- インプラントを検討している
- 歯にヒビが入っている・割れている
- 歯がズキズキと痛い
- 歯を抜かないといけないといわれた
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00~12:00 | ● | ● | ● | ※ | ● | ● | / | / |
13:30~18:30 | ● | ● | ● | ※ | ● | ★ | / | / |
★:13:00~17:30
休診日:木・日・祝
※祝日のある週は木曜診療
むし歯や歯周病・ケガなどが原因で、「歯を抜きましょう」「歯を残すのは難しいです」と言われると、やはりショックですよね。
症状によっては、抜歯をしないといけない場合もありますが、当院ではできるだけご自身の歯を残せるよう、親知らずなど健康な歯を使った「自家歯牙移植・意図的再植」を行っています。治療経験が豊富な医師が対応いたしますので、「自分の歯を残したい」とお悩みの方は当院までご相談ください。
歯を失った場所に、お口の中でかみ合わせに影響を与えない親知らずなどのご自身の歯を移植して、歯の機能を補う治療を「自家歯牙移植(じかしがいしょく)」といいます。
むし歯や歯周病が悪化し、歯を抜かないといけないケースや、ケガなどが原因で歯が割れてしまい歯を残すことが難しい場合などに行われる治療です。
また「意図的再植」とは、根管治療では治療できなかった歯などを一度抜き、お口の外で処置した後に再度同じ場所に戻すことで、かみ合わせの機能を回復させる治療法です。
どちらもご自身の歯を使用するため、身体の抵抗が起こりにくいとされており、インプラントや部分入れ歯以外の選択肢となる可能性があります。
歯の「移植」や「再植」の最大のメリットは、ご自身の歯を残すことができることです。歯の根と歯を支えている骨の間にある「歯根膜」には、歯にとって重要な役割があります。移植や再植を行う際、この歯根膜が歯に残っている状態で移植できることが大きな意味を持ちます。
歯根膜がある歯は、咀嚼のときの刺激を脳に伝える働きがあり、入れ歯やブリッジ、インプラントよりも自分の歯に近い感覚で食事ができるのです。
治療にはさまざまな条件がありますが、適応できればご自身の歯を活かすことができます。
歯の移植(自家歯牙移植)を行うタイミング・治療法は、以下の3つに分けられます。どれが選択できるかはお口の状況によって違ってきます。
抜歯した直後に抜歯した箇所に移植する方法です。抜歯直後であれば、穴の周りに歯根膜が存在した状態で移植できるので、周囲の骨が痩せる前に移植できる可能性があります。
抜歯して2週間たっていれば、感染のリスクが低くなります。また、抜歯した痕は塞がることなくほぼそのまま残っています。
抜歯してから1ヶ月以上たっているため、歯根膜はありません。抜歯痕が塞がっていることもあります。
「再植」のタイミングは、歯を抜いた直後です。お口の外で適切な処置をした後、抜歯した箇所に戻します。
インプラント | 自家歯牙移植 | 意図的再植 | |
外科処置を 行う箇所 |
1ヶ所 から複数 |
2ヶ所 | 1ヶ所 |
外科処置を 行う回数 |
1~3回 | 1~2回 | 1~2回 |
ドナー (提供)の 必要性 |
不要 | 必要 | 不要 |
顎の骨の量 | 必要。 なければ骨を増やす 再生治療を行うこともある |
必要 | ある程度必要 |
骨の質 | 影響は大きい | 影響は小さい | 影響は小さい |
歯にかかる 力から 衝撃を 吸収する役割 |
なし | あり | あり |
術後の 矯正治療 |
不可 | 可 | 可 |
若い方 への治療 |
不向き (顎の骨の成長が終わってから) |
対応可能 | 対応可能 |
シニアの方 への治療 |
対応可能 | 対応可能 | 対応可能 |
治療期間 | 3~12ヶ月 | 2~3ヶ月 | 3~4ヶ月 |
移植や再植の際にポイントとなる組織は「歯根膜」です。
「歯根膜」とは、歯を支えている歯槽骨と歯の根の間にある薄い膜で、クッションのような役割をして歯を衝撃から守っています。神経が通っていて、「噛む感覚」や「歯に触れた感覚」を脳に伝える働きもあります。
この「歯根膜」には再生機能があるため、歯根膜があれば歯を移植してもそこで新しく骨の組織を作ることができるのです。さらに、移植先での歯周組織の再生も期待でき、移植や再植で歯の機能が回復できるのはこの再生機能のおかげといえるでしょう。
治療では、移植する歯を抜歯し、移植先の歯肉を切開して移植を行います。移植先の状態によって、治療にかかる時間や内容は変わります。移植した歯を固定するため、治療後1ヶ月ほどは隣の歯とワイヤーなどで固定します。
再植治療というのは、割れたり根管治療で治らなかった歯を意図的に抜歯する治療です。取り出した歯をお口の外で直接治療し、元の場所に戻します。こちらも治療後1ヶ月ほどは隣の歯とワイヤーなどで固定します。「抜歯するしかない」といわれた歯を残すことができる、最後の治療法といえるでしょう。
2~3ヶ月ほどかかります。
3~4ヶ月ほどかかります。
拡大鏡(ルーペ)を使用して手術を行います。しっかり見ながら治療することが可能です。
「移植」や「再植」は誰にでもできる治療ではありません。知識や技術、先進の設備が必要です。当院では、移植や再植の経験が多い歯科医師が在籍しています。
移植の前に歯科用CT・口腔内スキャナーでお口の中の状態を確認し、ダミーの歯を製作します。
事前に移植に必要なスペースを把握できるので、治療時間が短縮でき、患者さまのご負担を軽減いたします。
歯科用CTは、3Dの立体画像で歯や骨の状態、神経や血管の位置を把握することができます。適切な診査・診断を行うために欠かせない機器です。
患者さまがご納得いくまで、わかりやすく説明いたします。写真などを使って目で見て理解いただけるよう心がけています。疑問点を残したまま治療を始めることのないよう、どのようなことでもご質問ください。
相談だけでも聞いてほしいのですが……