糖尿病や心疾患を持つ高齢者の方へ:安全で安心な歯科治療の受け方
「持病があるから、歯医者さんに行くのは不安…」「糖尿病や高血圧を持っているけど、麻酔は大丈夫かな?」
このように、高齢者の方、特に糖尿病や心疾患(循環器疾患)などの合併症をお持ちの方が歯科治療を受ける際、安全性について心配されるのは当然のことです。全身の健康寿命を延ばすためには、お口の健康、つまり口腔ケアが欠かせません。しかし、持病の影響で歯科治療中に偶発症が起こるリスクを最小限に抑えるための適切なリスク管理が非常に重要になります。
持病を持つ高齢者の方に安全な歯科治療を提供するために行っている取り組みと、患者さまご自身に知っておいていただきたい大切なポイントについて詳しく解説します。
持病を持つ方の歯科治療における安全確保の重要性
歯科治療と全身疾患の深い関係
糖尿病と歯周病が互いに悪影響を及ぼし合うことは広く知られています。血糖コントロールが不安定だと歯周病が悪化しやすく、逆に重度の歯周病が糖尿病を悪化させる一因にもなります。また、心疾患や高血圧などの循環器疾患を持つ方は、麻酔や抜歯などの外科処置時に血圧が急変したり、心臓に負担がかかったりするリスクがあります。
だからこそ、高齢者の方の歯科治療では、まず徹底した問診と情報共有が安全の鍵となります。
徹底したリスク管理の流れ
当院では、安全な歯科治療のために以下のステップでリスク管理を徹底しています。
- 詳細な問診: 初診時や治療前に、現在服用されているすべてのお薬(投薬状況)、病状の安定度、かかりつけ医との情報共有が必要かを確認します。特に糖尿病の方は血糖コントロールの状態を伺います。
- 医科歯科連携: 必要に応じて、患者さまの同意のもと、かかりつけ医(内科など)へ診療情報提供書を送付し、現在の病状、投薬内容、そして休薬の必要性(例:血液をサラサラにする薬)について連携を図ります。
- 治療中のモニタリング: 心疾患や高血圧を持つ方には、血圧や脈拍を常にチェックしながら歯科治療を進めます。特に麻酔を使用する際は、血管収縮剤の量に細心の注意を払い、偶発症を防ぎます。
- 投薬の調整: 抜歯などの観血処置の前後で、抗生物質や痛み止めなど、持病に影響を与えない投薬を選択し、服薬管理をサポートします。
このように、医科歯科連携によるリスク管理こそが、高齢者の方に安全で質の高い口腔ケアを提供するための基盤となります。
にしおわり中央歯科おやこ歯科の安全・安心ポイント
当院が提供する高齢者への専門的な口腔ケア
愛知県津島市で地域医療を支える当院では、糖尿病や心疾患を持つ高齢者の方が安心して歯科治療を受けられる環境を整えています。
- マイクロスコープ5台完備で精密治療を行える:糖尿病の方は感染リスクが高く、歯周病や虫歯の進行が早いため、マイクロスコープを用いた精密治療で、肉眼では見えない病巣を確実に取り除き、再発を防ぎます。
- 患者さまお一人お一人に合わせた予防ケア:持病を考慮した上で、専門の歯科衛生士が血糖コントロールに影響を及ぼしにくい、かつ安全な予防ケアプログラムをご提案。定期的な口腔ケアにより、健康寿命を延ばすことを目指します。
- 「痛み」に配慮した治療と安全な麻酔管理:血圧の変動を最小限に抑えるため、細心の注意を払った麻酔手技を実施。また、そもそも痛みを少なくする工夫を徹底し、患者さまのストレスを軽減することで、偶発症のリスクを下げています。
- 滅菌対策を徹底:糖尿病など免疫力が低下している高齢者の方にとって、治療器具からの感染は大きなリスクです。当院は患者さまごとにこだわった滅菌対策を徹底しておりますので、常に安全な環境で治療を受けていただけます。
私たちは、小さなお子さまが 笑顔で過ごせる歯科医院であると同時に、地域の高齢者の皆さまの安全を守るための専門知識と設備を備えています。持病を理由に口腔ケアを諦める必要はありません。
Q&Aと治療費について
Q1. 心疾患(高血圧)があっても麻酔は打てますか?
A. ほとんどの場合、麻酔は可能です。しかし、高血圧が極度に不安定な場合や、特定の循環器疾患をお持ちの場合は、麻酔に含まれる血管収縮剤の量を調整したり、かかりつけ医に問診を行い、安全を確認してから行います。無許可で休薬することは危険ですので、必ず事前にお薬手帳を見せてください。
Q2. 糖尿病がある場合、歯科治療で気を付けることは何ですか?
A. 血糖コントロールの状態が良好であれば問題ありませんが、体調が優れないときは無理をせずお申し出ください。また、感染リスクを抑えるために、治療前後に抗生物質の投薬が必要になることがあります。治療後は、口腔ケアを徹底し、傷口からの感染を防ぐことが重要です。
費用目安(詳細は要問合せ)
高齢者の安全な歯科治療と口腔ケアに関する診察、問診、医科歯科連携に係る文書作成、および基本的な虫歯・歯周病の治療、予防ケアの多くは保険適用となります。マイクロスコープを用いた精密治療や、特別な保湿ケアなどをご希望の場合は自費となることがございます。まずはお口の状態と全身の合併症について詳しくお伺いし、費用も含めご説明させていただきます。
安全な口腔ケアが健康寿命を延ばす鍵
糖尿病や心疾患などの持病は、決して歯科治療を諦める理由にはなりません。むしろ、安全に口腔ケアを継続することが、全身疾患のリスク管理と健康寿命を延ばすことにつながります。
にしおわり中央歯科おやこ歯科は、医科歯科連携を重視し、問診と服薬管理を徹底することで、高齢者の皆さまに最も安全で安心な歯科治療を提供します。
不安な点があれば、まずは私たちにご相談ください。あなたの健康を守るための最適な歯科治療と予防ケアを一緒に見つけましょう。
お電話、またはWeb予約にてお気軽にご予約ください。
このページは院長が監修しています
- 監修 院長 田中 貞明
- 2021年4月 にしおわり中央歯科おやこ歯科 開業
- 学校保健県立学校部学校歯科医理事


