お口の中を清潔にすることで誤嚥性肺炎の予防にもつながる!
みなさんこんにちは。津島市・あま市エリアで歯科医院をお探しのみなさん、「にしおわり中央歯科おやこ歯科」です。
みなさんは「誤嚥性肺炎」をご存じですか?近年ニュースなどで話題になることもしばしばあるこの誤嚥性肺炎ですが、具体的にどんな病気なのか知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
誤嚥性肺炎は、歯周病とも大きく関わっている病気とも言われています。
そこで、今回は誤嚥性肺炎についてご紹介します。
誤嚥性肺炎とは?
食べ物や飲み物、唾液などを飲み込むことを「嚥下」といいます。食べ物や飲み物、唾液は飲み込むと食道を通り胃へ入っていきます。しかし、嚥下の機能が低下すると、気管に入ってしまうことがあります。誤って気管に入ってしまうことを誤嚥といい、飲食物と一緒に細菌(歯周病菌を含む)が肺に入ることにより炎症を起こします。これを誤嚥性肺炎といいます。
誤嚥性肺炎主な症状
・発熱
・咳
・倦怠感
・痰
などの症状が現れます。高齢期の場合このような症状が出にくい場合もあり発見が遅れるケースもあります。
誤嚥性肺炎原因で命を落とすことも・・・
誤嚥性肺炎がきっかけ死に至ることもあります。とても怖い病気です。
死因のうち肺炎が3位です。70歳以上の高齢者で肺炎になった方の7割以上が誤嚥性肺炎と言われています。誤嚥性肺炎が原因の死亡者数は2018年で3万8,462人となっています。(厚生労働省より参照)
嚥下機能をチェックしてみましょう
唾液を1分間に何回飲み込めますか?
のど仏に指をあてて確認してみましょう。ポイントは嚥下をしたときにのど仏がしっかり上下に動いているのが確認できることです。
1分間に3回以上→正常
1分間に2回以下→嚥下障害の可能性あり
誤嚥性肺炎を予防するために
・お口の中を清潔にしましょう。誤嚥性肺炎の原因になっている歯周病菌が多いことによって、誤嚥性肺炎のリスクも上がります。おうちでのセルフケアと歯科医院での定期メインテナンスでお口の中を清潔に保ちましょう。
・食事中の姿勢に注意しましょう。正しい姿勢をとることで誤嚥を防ぐことができます。車いすでお食事をする場合は、少し前かがみになり顎を引いてお食事をしてみてください。テーブルでお食事される場合はしっかり両足を床につけましょう。
誤嚥性肺炎は命に関わる大きな病気です。特にお口の中の環境を定期的に整えることにより予防することができます。また、お口のケアをすることで誤嚥性肺炎だけではなく心筋梗塞、心内膜炎、動脈硬化、糖尿病など、ほかにも様々な全身疾患を予防することができます。お口の中をきれいにすることは全身の健康を守ることにつながります。全身の健康を守るためにぜひ当院にて定期健診を受けてみませんか?受診いただいた際はご気軽にご相談ください。