歯の生き死にを測定できる?電気歯髄診とは!
こんにちは。
津島市・あま市エリアで歯医者をお探しの皆さん、「にしおわり中央歯科おやこ歯科」です。
みなさんは、歯の神経が生きているかどうかを測定できる機械があることをご存じですか?もしかしたらこの検査を経験されたことがある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この検査をなぜ行うのか、その必要性は何かということをご存じの方は少ないのではないでしょうか。
今回は、歯の神経の生き死にが測定できる電気歯髄診:EPTという機械について詳しくお話をしていきます。
電気歯髄診はどのようなときに行うのか
レントゲン写真上に大きな虫歯が認められる歯がある場合にその虫歯が歯の神経(歯髄)に達しているのか、その歯の神経が生きているのかどうかを調べることができます。また、歯の根っこの先(根尖)に膿が溜まっている又は炎症を起こしている場合にも麻酔が必要かどうかを判断するために使用することがあります。
ただし、虫歯の大きさや根っこの先の状態を測定するものではないためあくまで歯の神経が生きているかどうかのみを調べるものになります。
電気歯髄診とはどんな検査なのか
電気歯髄診は電気歯髄診断器という専用の機械を用いて測定します。
測定したい歯に対して微量な電流を流し、違和感や痛みを感じるかを調べます。
その歯に違和感や痛みを訴えた時点で手を挙げて合図をしてもらいその時に機械に表示されている数字をもとに歯の神経の生き死にを判断します。
この時の数値が高ければ高いほど神経が弱っている又は、死んでしまっている(壊死)と判断することができ、歯の神経をとる処置(根管治療)が必要になります。しかし、歯の根っこの炎症が起き始めている時や神経が死にかけている時、歯に痛みを感じている時は神経が過敏になっているため、この場合は検査で数値が小さい場合でも麻酔を使用して同様の処置が必要になります。
基本的に電気歯髄診を行うにあたって身体に悪影響を及ぼすことはありません。しかし、この機械は歯の神経がすでにない場合や微量とはいえど電流を使用するため、ペースメーカーが入っている方には使用することができません。
いかがでしたでしょうか。電気歯髄診は痛みが多少ともなってしまうものではありますが、神経の生き死にを検査し治療を行うにあたってとても重要な検査です。
治療を行う上で必要に応じて使用させていただきます。その際はご協力をお願いします。
何か気になる点、ご不明点があればお気軽にスタッフまでお声かけください。