舌の役割と大人の方のトレーニング
こんにちは。津島市・あま市エリアで歯医者をお探しの皆さん、「にしおわり中央歯科おやこ歯科」です。
みなさんは、舌の役割をご存じでしょうか。舌は味覚としての役割のほか、食べ物を唾液と混ぜ合わせて消化を助けたり、飲み込むのを助けるはたらきがあります。
今回は意外と知られていない舌の役割と大人でもできる舌のトレーニングについてお話していきます。
主な役割
・咀嚼:食べ物を細かくなるまでよく噛むこと。
・嚥下:食べ物を飲み込み口から胃へと運ぶ一連の動作のこと。
舌は唾液を分泌するのを助け、食べ物に消化液を混ぜ合わせ飲み込みやすい形にする働きがあります。
・発音:言葉を発するのに舌の存在は必須です。舌が上下に動くことにより異なった音を発する手助けをしています。
・味覚(酸味、塩味、甘味、苦味)
舌の表面にある味覚を感じるセンサー(味蕾)で感じ取ります。
・歯並び
舌は歯を内側から支えていて、その舌が左右のどちらかに偏ってしまっていたり、一部の特定の歯を押すなどの癖(舌癖)があると歯並びが乱れてしまいます。
舌にはこれらの大事な役割があります。そして、舌の機能や筋力が低下すると顔のたるみの原因にもなってしまいます。小さい時から舌のトレーニングや舌を正しい位置に定着させていくことがベストです。
体調が分かる
ストレス過多:舌が青白く、両脇に歯型がついている
どろどろ血液:舌が全体に紫がかり舌のうえにあるボツボツが黒っぽい
胃腸が悪い:舌の上に白いコケが多い(舌苔)
次に、大人になってからでもできる舌のトレーニングについてご紹介致します。
・ベロ回し
口を閉じた状態で時計回りに上下の外側の歯茎を3秒に1周目安でなぞり、それを20回目標で繰り返します。反対周しでも同じことをします。
※最初は少しやるだけでも疲れてしまうので、少しずつ回数を増やして無理のない範囲でトレーニングしていきましょう。これをやると女性には特にうれしい小顔効果もありますよ!
・あいうべ体操
「あ~」「い~」「う~」「べ~」と、それぞれ1秒ずつキープして大きく口を動かしゆっくりと行うのがポイントです。
これを10回繰り返し10回1セットとして1日に3セット行うと効果的です。行うタイミングは入浴中や就寝前がおすすめでもあるそうです。
※顎関節症の方や痛みがある場合は、無理のない範囲で行ってください。「い~」「う~」を繰り返すだけでも効果はあります。
他にも舌のトレーニング方法で検索していただくと様々な方法が出てきますのでご自身にあったトレーニングの仕方を見つけられるといいですね。
舌は歯と同様にとても大切な役割がたくさんあります。舌の機能が低下していかないように心掛けていただけたらと思います。
何かお困りのことがありましたら、ぜひ当院スタッフまでお声掛けください。皆様のご来院を心よりお待ちしております。