コラム|津島市 歯医者 歯科をお探しの方は【医療法人津島 にしおわり中央歯科おやこ歯科】まで

時間
9:00~12:00
13:30~18:30

★:13:00~17:30
休診日:木・日・祝
祝日がある週は木曜日か祝日に診療
詳しくは診療日カレンダー又はお知らせをご覧ください

〒496-0004
愛知県津島市蛭間町字宮重457

  • 地図
  • メニュー

誤嚥・栄養不足を防ぐ!「とろみ」「付着性」から考える嚥下食の重要性と食塊形成のコツ

「最近、食事中にむせることが増えた」「家族の食事形態をどう変えればいいか悩んでいる」—そういったお悩みをお持ちではありませんか? 食べ物を飲み込む力、つまり「嚥下(えんげ)」の機能が衰えると、単に食事がしづらくなるだけでなく、食べ物が誤って気管に入ってしまう誤嚥のリスクが高まり、肺炎につながる恐れもあります。

しかし、単純に「やわらかい食事」にすれば良い、というわけではありません。本当に安全で、しかも栄養もしっかり摂れる嚥下調整食を選ぶには、やわらかさ(硬さ)以外の重要なポイントがあるのです。この記事では、嚥下調整食の正しい選び方を歯科の専門的な視点から解説し、安全で美味しい食生活を送るためのヒントをお届けします。

嚥下調整食の「やわらかさ」以外の重要ポイント

嚥下調整食を考える上で、最も大切なのは「安全に食塊形成ができるか」という点です。食べ物は口の中で唾液と混ざり、飲み込みやすい一つの塊(食塊)になって初めて喉を通ります。この食塊形成を助け、誤嚥を防ぐために注目すべきなのが、「粘度・凝集性」と「付着性」の2つの要素です。

1. 粘度・凝集性(まとまりやすさ)

  • 粘度(とろみ): 液体が流れにくい性質です。汁物や水分にとろみをつけるのは、喉を通過するスピードを遅くし、誤嚥の危険性を下げるためです。特に薄い液体は、まとまりがなく喉を素早く流れ落ちてしまい、むせ込みやすいのです。適切なとろみは、安全な嚥下のために不可欠です。
  • 凝集性(まとまり): 食べ物同士がくっつき、一つの塊を維持する力です。凝集性が低いと、口の中でバラバラになってしまい、食塊形成が難しくなります。パサパサするもの(例:パン、きな粉)やサラサラしたもの(例:お粥の上澄み)は危険です。

2. 付着性(くっつきやすさ)

  • 付着性: 食べ物が口の中の粘膜や喉にべったりと付着する性質です。付着性が高すぎると、飲み込んだ後も喉に残りやすく(残渣)、それが誤嚥の原因になることがあります。ねっとりした餅や海苔の佃煮などは注意が必要です。

これらの基準を満たす食事として、日本介護食品協議会が定める**ユニバーサルデザインフード(UDF)**の活用も有効です。UDFは、「容易にかめる」から「かまなくてよい」までの4つの区分で硬さと粘度が基準化されており、個々の嚥下能力に合わせて選びやすくなっています。大切なのは、やわらかいだけではなく、適度な粘度と凝集性があり、付着性が低すぎず高すぎない食べ物を選ぶことです。

小さなお子さまから高齢の方まで!当院の強み

私たち、にしおわり中央歯科おやこ歯科は、皆さまの健康寿命を延ばすことを使命としています。口腔機能の維持は、美味しく安全に食事をするための土台であり、まさしく健康寿命を左右する重要な要素です。

嚥下・食支援に対する当院のアプローチ

嚥下機能の低下は、虫歯や歯周病の治療と同じく、専門的なアプローチが必要です。

  • 口腔機能の維持・向上: 嚥下機能は、食塊形成に関わる舌や頬、顎の筋肉、そして咀嚼を担う歯の状態に大きく左右されます。当院では、患者さまお一人お一人に合わせた予防ケアの一環として、口腔周囲筋のマッサージやトレーニング、そして精密な治療で噛み合わせの改善に努めています。
  • 専門的な評価とアドバイス: 歯科医師として、ただ歯を治すだけでなく、患者さまの口腔状態から嚥下機能低下のリスクを評価し、とろみの付け方や嚥下調整食の選び方について、具体的なアドバイスを行っています。
  • 精密治療へのこだわり: マイクロスコープ5台完備で、歯の根っこの治療や詰め物・被せ物の調整を精密に行えるため、お口の中の土台をしっかりと再構築できます。これにより、食事をするときの「痛み」に配慮した治療を実現し、しっかりと噛める状態をサポートします。

当院は小さなお子さまが笑顔で過ごせる歯科医院であると同時に、地域の高齢者の方々の「食べる幸せ」を守り続ける歯科医院でもあります。「なんだかむせやすい」と感じたら、それはお口の健康のサインかもしれません。小さな不安でも、お気軽にご相談ください。

よくある質問と費用

Q1. 嚥下食の相談は、何科に行けばいいですか?

A. 食事の食塊形成は主に口と喉の機能なので、嚥下機能を専門とする耳鼻咽喉科やリハビリテーション科、そして口腔の専門家である歯科医院でも相談が可能です。当院では、口腔内の状態(歯、入れ歯、舌など)をチェックし、適切な食事形態のアドバイスや、口腔機能のリハビリテーション指導を行います。

Q2. 嚥下調整食への移行は、どのタイミングで行うべきですか?

A. 毎日の食事で水やお茶で頻繁にむせる、食事時間が急に長くなった、食後に痰が絡むといった症状が出始めたら、専門家への相談を強く推奨します。自己判断で食事形態を変えるのではなく、専門家の評価に基づいて粘度・凝集性やとろみを調整することが、誤嚥予防と栄養確保のために大切です。

費用の目安

嚥下に関する相談や指導、口腔ケア、リハビリテーションは、保険診療で行えるものがあります。マイクロスコープを用いた精密治療も、治療内容によっては保険が適用されます。ただし、自費診療となる治療もございますので、詳細な費用は患者さまのお口の状態や治療計画によって異なります。まずは、お気軽にご相談ください。

まとめ

嚥下食の選び方は、「やわらかさ」だけではなく、粘度・凝集性、そして付着性のバランスが非常に重要です。安全な食塊形成を促す食事を選ぶことが、誤嚥を防ぎ、必要な栄養を摂り、結果として健康寿命を延ばすことにつながります。

にしおわり中央歯科おやこ歯科は、小さなお子さまからご高齢の方まで、皆さまの「食べる」を生涯にわたってサポートする歯科医院です。嚥下食に関するお悩みや、口腔機能の低下が気になる方は、どうぞお一人で悩まずにご相談ください。患者さまごとにこだわった滅菌対策を徹底し、皆さまに安心していただける環境でお待ちしております。

安全で美味しい食生活を取り戻すために、まずはお気軽にお電話、またはWebからご予約ください。

このページは院長が監修しています

監修 院長 田中 貞明
2021年4月 にしおわり中央歯科おやこ歯科 開業
学校保健県立学校部学校歯科医理事