虫歯予防にはフッ素入り歯磨き粉を選びましょう!
みなさんこんにちは。津島市・あま市エリアで歯科医院をお探しのみなさん、「にしおわり中央歯科おやこ歯科」です。
毎日のセルフケアで歯磨き粉は使用していますか?またどんな成分が入っているかご存じですか?ドラッグストアや雑貨屋、ネットなどでもたくさんの種類の歯磨き粉が販売されているため、どんなものを選んでいいのか迷うこともあると思います。
虫歯予防のために選ぶポイントをご紹介します。
●ポイント① フッ素が入っているものを選びましょう。
フッ素の入った歯磨き粉を選ぶと、虫歯予防に効果的です。
フッ素には主に3つの効果があります。
・歯の質を強くする・・・エナメル質を酸で溶けにくい歯質を作ります。
・エナメル質の石灰化(修復)の促進・・・歯から溶け出したエナメル質の石灰化(修復)を促進します。
・虫歯菌の活動を抑える・・・虫歯菌によって作れた酸の働きを抑えます。
●ポイント② 年齢に応じた使用料とフッ素濃度のものを使用しましょう。
フッ素濃度 使用料(容器から出す量)
・6カ月~2歳 500ppm 切った爪程度の少量
・3歳~5歳 500ppm 5㎜以下
・6歳~14歳 950ppm 1㎝程度
・15歳以上 1000~1500ppm 2㎝程度
歯磨き粉は、たくさんつけて磨けばいいというものではなく適性の量を使用することでフッ素もしっかりと取り込みつつ清掃率もよくなります。
●ポイント③ 歯磨き後のうがいは少量のお水でゆすぎましょう。
歯磨き粉の中に入っているフッ素をお口の中になるべく多く残すためにうがいは少量のお水で行います。
うがいの水の量は10~15mlが推奨されています。これは、ペットボトルのキャップの約1杯~2杯分です。
特に就寝前に行うのが効果的です。就寝中は唾液の分泌量が減少するため、虫歯菌の活動が活発になり虫歯になりやすい口腔内環境になります。
そのため、就寝前の歯磨きでしっかりとフッ素を歯に取り込むことが大切です。
●ポイント④ 歯磨き後は1時間~2時間程度は飲食を控えましょう。
フッ素が長くお口の中に残るので虫歯予防に効果的です。
飲食を行うとフッ素が洗い流されてしまうため効果が薄れてしまいます。
フッ素入りの歯磨き粉以外にもフッ素ジェルやフッ素入り洗口剤があります。歯磨き後に使用することで虫歯予防がさらにアップします。
フッ素の使用適用年齢は特に決まっていません。どの年代の方でも使用することはお勧めです。海外の水道水にはフッ素が添加されているため日常的からフッ素を取り入れて虫歯予防をすることができます。しかし日本の場合、水道水にフッ素が添加されていないため日常的にフッ素を取り入れることが難しいです。そのためセルフケアでフッ素を取り入れて、虫歯予防をすることをお勧めします。
そして、セルフケアだけでは取れない汚れから虫歯になることもあります。セルフケアと歯科医院でのプロケアで虫歯予防を行いましょう。