当院のインプラントの治療の流れについて
津島市・あま市で歯医者さんをお探しの皆さんこんにちは、にしおわり中央歯科おやこ歯科です。
歯科治療において“インプラント”という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。しかし、具体的な治療の流れまでご存じの方は、少ないのではないでしょうか。
今回は、当院のインプラント治療の流れを一例に実際どの様な治療なのかということを知っていただけたらと思います。
インプラントは、欠損部位の顎骨に人工の歯根を埋入し、上から被せ物をつける外科処置です。
メリット、デメリットは以下の通りになります。
メリット
・天然歯に近い噛み心地になる
・周囲の歯に影響が出ない
・しっかり管理をすれば長持ちする
デメリット
・インプラント周囲炎になる恐れがある
・治療費がかかる
・コストがかかる
デメリットにインプラント歯周炎を挙げましたが、これは普通の歯周病と同じように自宅でのしっかりとしたセルフケアと定期検診で予防することが可能です。
インプラント完成までの流れを詳しくお話します。抜歯した場合でお話しします。
- 抜歯
- GBR(骨誘導再生法)※抜歯から約一か月後
→GBRは、インプラントを埋入するために必要な骨量が十分にない場合に行う処置です。
インプラント埋入の手術前に行う場合と手術中に行う場合、または両方行う場合があります。
- 1次手術
→歯茎を切って顎骨にインプラントのフィクスチャー(人工の歯根)を埋入する手術です。
インプラントの治療はこの手術で完了ではありません。
この手術ではフィクスチャー埋入後、切開した歯茎を縫合して終了になります。
フィクスチャーが骨としっかり接着しなければ次の段階に進むことはできないため、
1次手術後、3~4か月間期間を開けて次の段階に進みます。
この期間は1か月に一度定期健診に通っていただき、術部に異常がないかのチェックと
お口全体のクリーニングを行います。
- 2次手術
→フィクスチャーが骨としっかりと接着したらインプラントの頭出しをします。
1次手術ではフィクスチャーを骨に埋入してその上に切開した歯茎を縫合してしまうのでフィクスチャーの頭は出ていません。
二回目のこの手術では歯茎を切開することはなくフィクスチャーが埋入されている歯茎の上から
パンチで穴を開けてフィクスチャーにネジを付け、歯茎よりも上に頭が出るようにします。
- 上部構造印象(※上部構造=被せ物 印象=型取り)
→頭出しが終わったらいよいよ被せ物の型取りをします。
通常のむし歯の治療で銀歯の型取りをする際は粘土を使いますが、インプラントでは
スキャナーを使って型取りをし、歯科技工所にデータを送信します。
そのデータを元に被せ物が作られるので、粘土で型取りするよりも精密な被せ物が完成します。
被せ物を付けるのに必要なアバットメント(土台)というものがあり、これは被せ物と同時に
型取りをする場合もあれば別で型取りをする場合など患者様によって様々です。
これにより工程が増えることもあります。
- 上部構造SET
→型取りから1週間後に被せ物が出来上がってきます。
基本的にはネジ式で被せ物を装着しますが、稀にセメントで装着する場合もあります。
基本的なネジ式の場合、被せ物に小さい穴が開いておりそこからドライバーでネジを締めて装着します。
- チェック
→被せ物を装着してから1週間様子を見てもらいます。
1週間後一度来院していただき、歯科医師の判断で異常なしとなれば被せ物の穴を歯科用の白い樹脂で詰めて治療完了となります。
ここまででインプラントの治療は完了となります。
ただ、インプラントの治療が終わったからと言って安心はできません。ケアを怠ってしまうとインプラント歯周炎などの危険性を高めてしまうので、定期検診での定期的なクリーニングや自宅でのしっかりとしたセルフケアはとても大切になります。
治療後も予防を徹底してこれ以上歯を失わずに済むよう頑張りましょう!