『噛む』ことは全身の健康にも繋がります。
こんにちは。
津島市・あま市エリアで歯医者をお探しの皆さん、「にしおわり中央歯科おやこ歯科」です 。
今回は、『噛む』ことの大切さについてお伝えします。
皆さんが、普段何気なく行なっている『噛む』ということは重要な役割を担っています。
最近では、子どもの顎の発達不全や歯並びの乱れたお子さんが以前より多くみられます。
その原因は、食生活の変化だといわれています。
現代の食事において、ファストフードやインスタント食品など、あまり噛まずに飲み込んで食べられる食品が増えています。その為、噛む機会が以前より減っています。
顎の成長が未発達のまま歯が生え変わることにより、スペース不足のため永久歯が綺麗に収まりきれず歯並びが悪くなってしまいます。
当院でも矯正を行うお子さんが増えてきています。
虫歯や歯周病の予防
食べものをよく「噛む」ほど、唾液が出てきます。
唾液の働きと効果について
唾液には、歯に付着した汚れを洗い流す作用や、お口の中の細菌の増殖を抑えるなど様々な効果があります。その結果、虫歯や歯周病になりにくいといわれています。
また、唾液には細菌などから体を守るための、免疫機能という重要な働きがあります。
お口の中が乾燥している状態だと、ウイルスや菌が繁殖しやすい環境となります。
お口の中の乾燥を抑え、潤いがある状態に保つことで、風邪やインフルエンザを予防することができます。
- 発声がよくなる
「噛む」ことでお口のまわりの筋肉や舌が鍛えられ、滑舌が悪くなるのを防ぎます。
また、唾液はお口の乾燥を防ぎ、話しやすくする作用があります。
- 肥満の予防
あまり噛まずに食べてしまうと満腹感が得られず、食べ足りないように感じてしまいます。
満腹感を得ようとついつい食べすぎてしまった経験はありませんか?
よく噛んで食べることにより満腹中枢が刺激され、過食を防ぐこともできます。
- 脳の発達を促す
「噛む」ことにより刺激が脳にまで伝達され、血流がよくなることで脳の活性化を促します。
認知症予防にも効果が期待できることがわかっています。
- 胃腸の負担を軽減する
よく「噛む」と食べものが細かくなり、消化がしやすく胃腸に負担がかかりにくくなります。
よく「噛む」ことは、お口の中だけではなくご自身の全身の健康にも繋がります。
普段何気なく行っている「噛む」という行為ですが、これを機に意識して生活してみませんか。
お口のことでお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽に相談ください。