コラム|津島市 歯医者 歯科をお探しの方は【医療法人津島 にしおわり中央歯科おやこ歯科】まで

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インプラントって実際どんな治療?

インプラントについてご存知でしょうか?名前だけは知っている、何か怖い物といった認識の方が多い様に感じます。当院の患者さまでもインプラントの話をすると大体の方は顔を曇らせます。

皆さんが思うようにインプラントは怖い物でしょうか?答えはNOです。今回はインプラントについて正しい知識を持っていただき、理解を深めマイナスのイメージを払拭出来たらと思います。

まずインプラントとは何かを説明していきましょう。

歯が何かしらの理由で失ってしまい、その歯の根っこの代わり埋められるものがインプラントになります。簡単にいいますと人工の歯の根です。人工の歯の根を歯茎に埋め込み、その上に被せ物を作って噛めるようにするのが一般的なインプラントになります。

インプラントの歴史は意外と古く、起源2世紀から3世紀の古代ローマに人の顎から鉄製のインプラントらしきものがみつかっていたようです。日本では1900年代に臨床でインプラント治療が実用化されました。現在の近代インプラント治療に至る過程で様々な試行錯誤がありました。試行錯誤の過程で問題がおき、その話によりインプラント怖いというイメージを持たせているのかと思います。

インプラントの昔と今の治療の違い、歯茎に埋め込む金属の形が違いました。昔の物は歯茎にしっかり固定しようと大きいプレート型の形をしており。つけた当初は良くとも、段々と歯周病や炎症が起き、顎骨が溶けてプレート型のインプラントとの間に隙間ができます。また歯茎が下がってくるとインプラントが大きく露出してくるようになります。こうなりますとインプラントと顎骨は結合していない為、カタカタ揺れてまともに噛めないようになります。昔のインプラントは普段のセルフケアを疎かにすると、短期間で劣化が始まってしまうものでした。

最近のインプラントでもセルフケアを怠れば劣化してしまうのは変わりありませんが、サイズは小さくネジのような形になり、また顎骨とインプラントと一体化(オッセオインテグレーション)しており安定が良いため、ちょっとの炎症や歯茎が痩せてきても動揺は起こりにくくなりました。

この為、現代のインプラント治療は成功率が高く、既存の処置と比べてメリットの多い治療法になりました。既存の処置では失った歯の咀嚼能力は入れ歯で1~3割ブリッジで6割程と言われています。インプラントでは8割、ほぼ元の歯と遜色なく使えます。そして入れ歯、ブリッジではどうしても留め金、被せ物の為に健康な歯を削らなくてはいけません。

このようにインプラント治療を絶賛してきましたが、万能というわけではありません。

インプラントを埋めるにあたって、健康な顎骨がある程度ないといけません。つまり歯周病に長年かかって膿んでいた歯茎の下の顎骨は骨の密度が薄く、もしインプラントを埋めたとしても噛む力支えきれずに痛みが出てきてしまうのです。

歯が揺れてきてもまだ食事はとれるので大丈夫、この歯がダメになってからと歯医者にいこう。非常に危険です。思った以上に歯茎の下では症状がすすんでいます。インプラントに興味があり、しっかり噛みたい食事をしたいのであれば、是非歯医者に相談しに来てください。